


石綿(アスベスト)含有アスファルト防水は、レベル3の石綿含有廃棄物
石綿(アスベスト)含有建材データベースで「アスファルト」を検索すると、建材はヒットしません。
ページの一番下の「関連情報」から日本防水材協会 アスファルト防水部会のホームページにたどり着き、
次の通り、確認することができます。
アスベスト含有アスファルト防水材料および副資材の最終終了時期(平成17年8月30日現在)
特殊アスファルトフェルト類 昭和61年(1986年)
特殊アスファルトルーフィング類 昭和62年(1987年)
ポリウレタン系断熱材の面材 平成03年(1991年)
アスファルト系ルーフコーチング類 平成14年(2002年)
アスファルト系接着剤類 平成15年(2003年)
アスベスト含有アスファルト防水材料および関連副資材の改修工事等もアスベスト成形板処理工事同様、
発じん性の比較的低いレベル(作業レベル3)に分類される工事と考えています。
石綿(アスベスト)非含有アスファルト防水は、廃プラスチック類
アスベスト含有アスファルト防水材料および関連副資材は
アスベストが有機系樹脂で固定されていることから非飛散性アスベスト廃棄物となりますが、
廃棄物処理及び清掃に関する法律では0.1%を超える石綿を含有するものは「石綿含有廃棄物」として処理し、
含有量が0.1%以下の場合は従来通り「廃プラスチック類」に分類されます。
屋上の床の中で、コンクリートに挟まれているアスファルト防水層です
屋上の床の中で、コンクリートに挟まれているアスファルト防水は
調査者の通常装備ではコンクリートを除去できないため、試料採取が着工後になることが多いです。
施工面積が大きい場合、採取箇所によって分析結果が異なることがあります。施工時に現場で混合された材料の品質は均一ではないからです。
石綿の有無に関わらずコンクリート等の母材からの分離・分別に手間がかかります。
コンクリートガラと石綿含有廃棄物または廃プラスチック類に分別して処分する必要があるからです。
破壊しても硬いグミのようなアスファルトは飛散しませんが、コンクリート等の母材の粉じんが飛散しますので、作業中は散水が必要です。
コンクリート等の母材ごと石綿含有廃棄物として埋立処分すると、限りある埋立処分場の寿命が短くなり、処分費用も大きくなります。
屋根のアスファルトルーフィング
屋根での作業で足場や命綱が必要な場合、試料採取が着工後になることが多いです。調査の予算規模では仮設工事の費用をカバーできません。
粘着性が高いアスファルト層を除去した後の母材や下地に、アスファルトの黒い色が残ります。
