
コンプライアンス上、最も重要な成果物です。収集した情報と判断をまとめた報告書、石綿事前調査書面、調査結果のお知らせ看板を作成します。これらを用いて元請が発注者に調査結果を説明し、署名をもって説明した証とします。
報告書に基づいてGbizから自治体と労働基準監督署に調査結果を報告します。
更に、調査結果のお知らせ看板を現場に掲示し、石綿事前調査書面を作業員が閲覧できる場所に配置します。
これで、役所の立入検査は「指導なし」です。
大阪府が公表している2025年4月から8月に実施した立入検査の検査項目と指導内容によると
担当官が訪れた567現場の内、56%の323現場が工事中で
工事中の323現場の内、60%の195現場がなんらかの指導を受けました。
指導を受けると是正後の着工、迅速な是正、1週間以内の是正完了報告を求められます。
指導を受けた195現場の検査内容と指導の比率は次の通りです。
1位 87% 事前調査書面の備付けについての指導
2位 51% 事前調査結果の掲示についての指導
3位 29% 発注者への説明についての指導
4位 24% 事前調査結果報告についての指導

