石綿建材データベースで「パッキン」「ガスケット」「グランドパッキン」「ジョイントシート」「シール材」で検索してもヒットしませんが、石綿含有建材でした。

新しいフランジパッキン
2000年に設置された一斉開放弁のフランジパッキン。
蓄音機の時代のレコード盤のような比重
外径100mm、内径60mm、厚さ3mm。樹脂で固められたい黒いドーナツ盤。

この用途の石綿含有製品は、石綿が全面使用禁止となった平成18(2006)年9月1日以降も平成18(2006)年12月31日まで例外的に製造が許されており、さらに、平成19(2007)年1月1日以降も石綿含有製品が使用されたガスケット、グランドパッキンがあることがわかりました。

パッキンに印字は確認できませんでした。昭和の蓄音機のレコード板を少し重くした感じです。ディスクカッターに似た質感です。

目視では石綿有無はわかりません。そこで、分析を依頼したところ石綿含有でした。

フランジパッキンに耐用年数はなく、しかも石綿を使ったパッキンは性能が良いので、交換されることは少ないそうです。本件は、泡消火剤に有害なフッソが含まれる可能性があるため、一斉開放弁の放出テストが実施できず、やむなく「一斉開放弁のテスト結果はNG」とみなして交換するとのこと。石綿徹底マニュアルには、廃棄された一斉開放弁等の石綿含有パッキンはスクラップとなった一斉開放弁等と共に高温の炉に入れられ、石綿は無害化されるケースが紹介されていますが、本件のパッキンは分別して廃棄するとのこと。

僅かな量の石綿含有廃棄物ですが、産廃契約を締結し、処理の写真マニュフェストで適正処理のエビデンスを残します。

分析・自社運搬・処分の報告書を作成して、100,000円位の費用追加です。

一斉開放弁の継ぎ手アラーム弁ドレン管の継ぎ手に使用された石綿含有パッキンについて

 
製造会社:株式会社バルカー
製品名:石綿ジョイントシート(製品番号:1500)
製造期間:開始日は不明~2005年12月31日
石綿含有率:70~80%

製造会社:ニチアス株式会社
製品名:TOMBO No.2700 オーピートムヒートパッキン(八編みまたは袋編み)
製造期間:1971年~2006年12月31日
石綿の種類:クリソタイル(白石綿)

石綿含有率60~70%

平成18(2006)年9月1日以降も石綿含有製品が使用されたガスケット、グランドパッキンがあります。

使用が禁止された日以降に設置された事が証明できれば、石綿非含有と判定できるとされています。

・非鉄金属製造業の用に供する施設の設備のガスケット  平成19(2007)年9月30日
・鉄鋼業の用に供する施設の設備のガスケット、グランドパッキン 平成21(2009)年3月31日

・化学工業の用に供する施設の設備のグランドパッキン 平成23(2011)年2月28日

・化学工業の用に供する施設の設備のガスケット 平成24(2012)年2月28日
・潜水艦のガスケット又はグランドパッキン 平成21(2009) 年3 月31 日

パッキン、ガスケット等ノ「シール材の写真